コンサート・スポーツ中継で大活躍!カメラのワイヤレス伝送
東京事業所WOWOW勤務の北見です。
普段はWOWOWマスター室(主調整室)からBS/CSの電波に乗せて全国の皆様へ番組を放送しています。
WOWOWが放送する番組は、映画・スポーツ・音楽など幅広く、その多くを自社制作しています。あなたが大好きなアーティストのコンサートDVDも制作したのはWOWOWかも知れません。
そんな制作現場で私はFPU業務の手伝いをしています。
FPUって何ですか?
FPUはケーブルを使わずに電波にのせて映像・音声を伝送するシステムです。
地上波テレビ局では、ニュース中継など遠く離れた現場から映像を送る時に使用します。
最近ではインターネット回線による素材転送が増えていますが、災害に強いFPU伝送は放送局の重要な伝送方法です。
FPUで使用する無線設備は総務省から免許を取得した周波数で厳格に使用されています。
WOWOWでは、コンサート収録で頭上を移動して撮影するカメラ(ウイングカム)や客席を自由に動きながら撮影するワイヤレスカメラにFPUを多く使用します。
写真左 ワイヤレスカメラ 写真右ウイングカム
制作スタッフの皆さんはすべてプロフェッショナル。番組作りに妥協はありません。
私たちも高画質で安定した映像を送る為日々奮闘中です。
写真左 受信ベースの様子 写真右 受信アンテナ
FPU機材のセッティングから運用まですべて放送技術社スタッフで行います。
本番中ワイヤレスカメラが常に会場を動き回るので、映像にノイズが出ないよう機器の調整作業で緊張が続きます。運用は大変ですが仕事終わりの達成感は十分あります。
マスターやFPU業務は無線に関するスキルと知識が必要になり、業務によっては免許保有者でなければ行えないものもあります。無線の免許を取得すれば無線機器操作のスキルアップに役立ちます。
私はFPU業務を通じて無線免許の必要性を実感し、取得のため勉強を始めました。
無線資格って何ですか?
放送局で必要とされる無線資格は「第一級陸上特殊無線技士」、上位資格の「第一級・二級陸上無線技術士」などがあります。
放送局は総務省から免許を受け、無線設備にそれぞれ適合した陸上無線技術士免許の保有者を管理責任者として選任します。
皆さんが見ているテレビの電波を送信している送信機器にも免許保有者が選任されています。
当社では「第一級陸上特殊無線技士」取得者には合格一時金、「第一級・二級陸上無線技術士」取得者に毎月手当てが支給されます。
無線初心者の私は、まず「第一級陸上特殊無線技士」の取得を目指し勉強を開始。
問題集の暗記など一か月ほど勉強して見事合格しました!
続いて、上位資格の「第一級陸上無線技術士」に挑戦。
この資格の勉強はとても大変でした。過去問題集のほかに学科ごとに教科書を数冊購入。飲み会も断り勉強の日々、受験勉強をしていた学生時代を思い出しました。
写真左 使用した参考書 写真右 東京晴海の試験会場
4科目ある学科試験を数回に分けて受験、平成28年1月に合格できました。合格したときの達成感は今でも忘れられません。
当社は参考書・問題集の支給や受験のための特別休暇付与などがあり、無線従事者資格取得を奨励しています。みなさんも是非挑戦してみてください。



