アナタの知らないテレビ業界の裏側!~ディレクターが語る真実~

2016年3月31日 業務紹介


みなさま、おはようございます!

 

放送技術社大分事業所で演出を担当しております。
演出、いわゆるディレクターです。普段は大分県のローカルの情報番組制作に携わっています。

 

今回は、今からテレビ業界に入ろうとしている、あるいは興味があるがあと1歩踏み出せない方へ向けこの記事を書きました。

 

この業界に身を置いて15年、まだまだ若僧でローカルのテレビの仕事しか経験していませんが、私なりに、制作現場の視点から今のテレビ業界の裏側をお伝え出来ればと思っております。最初の「おはようございます」も、業界人ならどの時間でもそういう挨拶をする!みたいなこと言われています。しかし、最近はそうでもありません。そうなんです、最近は業界の雰囲気もちょっぴり変わってきているのです。

 

みなさま、テレビ業界に対して、どういうイメージをお持ちでしょうか?
普段から大変お世話になっているインターネットという便利なもので“テレビ業界のイメージ”を調べてみました。するといろいろ気に食わない言葉が出てきました。「家に帰れない」「とにかく厳しい」「風呂に入る時間もない」「タレントさんが怖い」「新人は飲み会で余興をさせられる」などなど、、、。個人的には「へ~」と言った感じです。

 

これを各項目で私なりにぶった切って行こうかと思います。

 

■家に帰れない
これは実際にあります。むしろ夜中になるとテンション上がるっ!なんてスタッフもいます。ただし「家に帰れない」という表現は後ろ向きでイメージ悪いですね。先日、深夜11時に解禁する「大分県姫島村のひじき漁」の取材に行ってきました。昼に撮影を開始。深夜11時に漁が始まり翌日も夕方までずっと撮影が続きました。ここのひじき漁は1年にわずか2日間だけしか解禁しません。そんな貴重な場面を撮影・取材するために家に帰らなかっただけです。5年前の東日本大震災。みなさんはテレビからいろんな情報を手に入れたはずです。テレビマンは家に帰らず、何十時間もかけ被災地へ行き、必死で情報を集め、時にはその惨劇に涙しながら情報を伝えました。これがテレビマンです。

 

■とにかく厳しい
はいみなさん、良い時代がやってきました!私のまわりは優しい方ばかりです。ただし、何度も同じミスをすると怒られます。テレビ業界以外の仕事だとしてもそうでしょう。でもそのような失敗を経験して大きくなります。上司から昔話を聞くと、私よりも大きな失敗をした先輩方がたくさんいます。私はまだましな方です。うまく仕事が処理できない時は相談してみましょう。今現場に立っているスタッフは昔厳しくされた経験を生かし、自分がされて嫌だったことを部下にしようとは思っていません。本当に厳しかった一昔前の人たちは、少々偉くなって現場にいません。ラッキーですね!ただし、一緒に飲みに行くとその武勇伝を長々語られるので注意です!

 

■風呂に入る時間もない
そんなことありません!特に大分県は温泉大国。毎日気持ちの良い温泉に浸かっています。
むしろ他の職業よりも、実際取材に行ったアナウンサーや記者、番組制作関係者から良い情報が得られます。 得している気分です。

 

■タレントさんが怖い
一昔前はそんなタレントさんもいっぱいいたかもしれません。特にADさんなんて扱いがひどかった。でも今は違います。『楽しく仕事をしたい!怒っても場の空気が悪くなる』という考えの方が多いです。そういえば数年前、あるタレントさんが私にこんなことを打明けてくれました。『タレント寿命を永く保つには、ADにも優しくしておかないと、いずれそのADが偉くなった時に使ってくれないと。。。』人間味のある正直な意見ですね!

 

■新人は飲み会で余興をさせられる
私、この業界15年目で中堅の立場ですが未だに飲み会で余興をしています。無理やりさせられているわけではありません。好きだからやってます。安心してください!各事業所に一人は目立ちたがり屋がいます。

 


年の差30歳!タレント“K”さんと、ADの“M”くんは普段から仲良し!

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いかがでしょうか?

思ったより普通だと思いませんか? 一昔前はおそらく違いました。テレビは特殊な職業というイメージがあったみたいです。きっと調子に乗っていた人もいっぱいいたでしょう。私の少ない経験から大きなことは言えませんが、きっと携わっているのは普通の人たちです。(稀にビックリするほどの天才はいます。)学歴も関係ありません。私の最終学歴は専門学校です。テレビとは関係のない学科でした。業界に入って勉強することの方が断然多いです。ちなみに私の上司は高卒が多いです。でも頼りになります。

 

せっかくなので、私がこの業界に入る前にイメージしていた印象のお話をします。
■テレビマンはモテる!
正直そう思っていました。アシスタントの頃、ディレクターになったらモテるかも?そんなよこしまな考えを持っていました。。。はっきり言います。モテません!!テレビマンだからといってモテるわけではありませんでした。私には別の努力が必要のようです。

 

■業界用語がカッコイイ
普段から業界用語は使っていますが、決してカッコイイものではありません。私のイメージしていた業界用語は『ザギンで しーすー(銀座でお寿司)』これです。ですが、今どき誰も使いません。


↓↓ 以下、割とマジメな話 ↓↓
テレビ業界で働いてるのは、普通の人という表現をしました。これは間違いないと思います。
ただし、みんなプライドを持って仕事をしています。
マスコミの中でも特にテレビは影響力が強いです。間違った情報、偏った表現、非常にシビアです。時には苦情もいただいたりします。大きな責任が伴います。様々な情報を取捨選択して正しく発信し、視聴者の皆様が驚く、関心する。それがこの仕事の楽しいところです。

 

今世間ではインターネットが普及し、テレビ離れしているのではないか?そんな事が囁かれています。テレビ業界で勤務している我々も、今一度テレビの良さを見つめ直し、新たな展開へ進まなければという場面に立たされています。これからテレビは廃れていく。中にはそういった考えの方もいらっしゃるかもしれません。1947年にテレビ放送がスタートし、2012年にはアナログ放送から完全デジタル化。テレビは大きく変化しましたが、これからさらに変化していくはずです。私自身、今後のテレビ業界の変化に立ち会えることを光栄に思っています。それを一緒に変えていくのはこの記事を読んでいるアナタです!
歓迎会の段取りをしてお待ちしてます。